FXとは外国為替証拠金取引(Foreign eXchange)のことで、取引業者に証拠金を預託して、差金決済による通貨の売買を行うこと。
通貨の交換方法の一種で、異なる2種類の通貨取引を行う際に発生する差額で損益を生む取引のことを指します。
株式投資のように一元的な価値の上昇・下落によって利益を出すのではなく、トレードする2国の通貨の相互関係によって発生する損益が変動します。
ですから、国際通貨をペアにした「通貨ペア」が必要になってくるというわけです。
通貨ペアの設定は各FX取引会社によって違いますが、日本で取引を行う場合、円を軸にした組合わせ(「○○○/円」のようなペア)と外貨同士の組合せの2種類に大別できます。
円を軸にしたペアのうち、「ドル/円(USD/YEN)」のみを「ドルストレート」そのほかを「クロス円」と呼びます。
これはアメリカ・ドルと日本円は直接交換することができるためにドルストレートと呼び、そのほかの通貨はいったんアメリカ・ドルに交換した後に、それぞれの通貨に交換する、つまりドルをクロスさせるためにそう呼ばれます。
通貨の代表的な組み合わせ
中には、通貨ペアの組合せが多い会社を選定基準にするトレーダーもいるようですが、最初は円を軸にしたものから始めるのがわかりやすくていいのではないでしょうか。
通貨ペアを選ぶ際、各通貨の特徴を抑えておくことも重要ですね。
基軸通貨を中心に挙げておきます。
説明するまでもなく世界の基軸通貨です。
米ドルは世界中の輸出入・投資において、もっとも多く取引され、流通しています。
特徴としては、「流動性が高い」「取引高が大きい」ということがあげられます。
使用のメリットとして一番大きいのは、流動性が高いため、突然の乱高下のリスクが下げられるということでしょう。
投資の判断基準となる米国の情報は比較的入手しやすいので、各種経済指標や、FRB(Federal Reserve Board、米連邦準備制度理事会、米国の中央銀行)の金融政策、特に雇用統計の数字に注意しておきたいですね。
1999年の「欧州通貨連合」(欧州各国の通貨単位を統一する組織)によって誕生した新しい通貨です。
米ドルが、アメリカのみの通貨であるのに対し、ユーロはほぼヨーロッパ全体で通用する通貨となっており、現状、第二の基軸通貨となっていますが、将来的には米ドルを抜き、基軸通貨となる可能性も含んでいます。
ユーロ導入国の景気動向と並んで大事なのが、ECB(欧州中央銀行)の金融政策の情報です。
ECBの金融政策の中には、ドイツマルクのインフレを徹底的に抑えようとする傾向を引きついでいる面があります。
これもあって、ユーロは基本的に米ドルよりも金利水準が高めに設定されており、金利が上昇するとユーロ高、金利が低下するとユーロ安になる傾向があります。
その他、資源国通貨の豪ドル・加ドル、高金利通貨のNZドル・英ポンド、有事の際の退避通貨のスイスフランなどを覚えておくといいですね。